小児泌尿器科

小児泌尿器科

小児泌尿器科は小児期の泌尿生殖器疾患を取り扱う診療科です。泌尿生殖器疾患とは腎から外尿道口(尿がでてくる開口部)までの尿路および男児では精巣や陰茎、女児では外陰部の性器に発生する疾患のことです。
治療対象の多くは先天性(生まれつき)疾患となりますが、小児期に発症した後天性疾患(おおくの場合成人に発症し成人泌尿器科が治療を行う疾患)の治療も行います。代表的なものは尿路結石、泌尿生殖器の外傷などです。
小児泌尿器科疾患の中で最も発生頻度が高い停留精巣が男児の1%に発生すること(手術が必要)から推測されるように小児泌尿器科疾患は決してまれではありません。ちなみに茨城県の出生数から推測される患者数は停留精巣だけでも毎年80人以上になります。