【当センターについて】
当院ではより多くの患者様に大動脈血管内治療(ステントグラフト内挿術)を受けていただけるよう、「つくば大動脈血管内治療センター」を2021年6月1日設立しました。2016年7月より大動脈ステントグラフト内挿術指導医である西が赴任し、日々、大動脈血管内治療(ステントグラフト内挿術)に力を入れて参りました(グラフ参照)。
【大動脈血管内治療(ステントグラフト治療)の対象疾患とその特徴】
対象疾患:胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、大動脈解離
【大動脈血管内治療(ステントグラフト内挿術)の特徴】
・小さい傷(足の付け根、5mmまたは3cm)
・カテーテルを用いた体に負担の少ない(低侵襲な)治療
・ステントグラフトという専用の人工血管を大動脈内に留置し、動脈瘤の破裂を防止あるいは大動脈の裂け目を修復します。
・ご高齢な方(90歳を超える方)でも下記日程で治療を受けることができます。
【入院期間】
2泊3日~6泊7日(患者様、ご家族と相談させていただきます)
【手術時間】
90-120分前後
*手技(動脈塞栓術、動脈温存、バイパス術)が追加される場合、時間が延長します。
【手術日】
月曜日、木曜日
基本的に前日入院ですが、当日入院も対応しています。当日入院の場合は午後の手術になります。
【ステントグラフト内挿術、大動脈疾患に関心のある患者様へ】
大動脈血管内治療の進歩は目覚ましく、5年前に不可能だったことが現在では可能になっていたり、あるいは現在不可能なことが5年後に可能になっているかもしれません。地域の患者様が安心して最新の大動脈血管内治療を受けられるよう日々練磨して参ります。動脈瘤、大動脈解離のことでお悩みの患者様がおられましたら、お気軽に当センターへご相談ください。
【外来日】
筑波総合クリニック 火曜日午前(担当 西)、水曜日(担当 中野)
筑波記念病院代表029-864-1212から心臓血管外科コーディネーターにお問い合わせください。お待ちしております。(もっと詳しく知りたい方はこちらへ)