つくば血液病センターは、小松医師が2006年度より4件の厚生労働科学研究事業に分担研究員として参加することになり、筑波記念病院内でがん・血液病患者の医療や介護について臨床研究を行う部門として設立されました。現在は、さらに主任研究者として1件の厚生労働科学研究事業を立ち上げ、高齢がん患者と家族への適切な医療・介護の提供について考え、不安や苦痛の少ない生活を送るためのよりよい社会連携を提案する事を目標として研究・活動を行っています。
センター代表挨拶
私は1997年より筑波記念病院血液内科医として急性骨髄性白血病、悪性リンパ腫の化学療法、幹細胞移植などそれぞれの患者さんに最も適切な、根拠のある治療法の提案を心がけてきました。また、国立がんセンターが中心となった臨床試験「ミニ移植」への参加、最新の治療である「臍帯血ミニ移植」を立ち上げるなど、看護師や薬剤師などのコメディカルの方々や研修医と共に新しい取り組みを試みています。さらに、2006年8月から帝京大学医学部准教授に就任し帝京大学ちば総合医療センター血液内科を新たに立ち上げ、現在は当院と帝京大学ちば総合医療センター双方で診療・研究を行っております。これまで主に血液がん患者の治療に携わってきましたが、がん医療の分野においては入院治療から在宅治療・リハビリ、施設・在宅介護への流れができておらず、医療と介護の連携が確立されていません。がんと告知され、治療を受けた後もその後の人生を有意義に過ごせるよう、必要な時に必要な医療・介護を受けられるシステムを構築することを今後の課題としています。
小松 恒彦
活動内容
研究ネットワーク(リンク先外部サイト)
センター代表
小松 恒彦(こまつ つねひこ)
スタッフ(事務)
鞍馬 正江(くらま まさえ)