診療科・部門紹介

小児外科

2020年7月1日より診療を開始いたしました

【小児外科とは】
小児外科は基本的に先天性(生まれつき)の要因で生じた病気のなかで外科的処置により症状の改善する疾患を治療する診療科です。現在は脳神経系、心血管系、骨・筋肉関係、美容形成的な手技を要する疾患などはそれぞれ小児脳神経外科、小児心臓血管外科、小児整形外科、小児形成外科の専門医が治療するため小児外科医は治療に携わることはほとんどありません。
ですから小児外科は体表面の腫瘤、呼吸器系、消化器系、泌尿器系の先天性疾患を主として治療し、加えて小児期の外傷、悪性の固形腫瘍、炎症性疾患なども守備範囲とする診療科ということになります。
このうち泌尿器系疾患は発生頻度が高く30年くらい前から徐々に小児泌尿器科専門医が増加していますが、小児泌尿器科を専門として治療を行っている施設は全国で12か所しかなく、多くの場所では小児外科医または成人を専門にする泌尿器科医が対応しています。

診療内容

当科では筑波大学小児外科教室と緊密な連携をとり診療を行っております。
当科診療部長は7年間の小児外科診療の後に、30年間近く国内で最も小児を扱う施設で小児泌尿器科専従医として治療にあたってきました。当科を小児泌尿器科疾患で受診された患者様につきましては診療部長が責任をもって治療させていただきます。手術に際して小児科をはじめとして他科の協力が必要な場合などがしばしばあります。そのような場合には、筑波大学小児外科教室との連携を生かし、手術を筑波大学で行うなどの対応を行うことがありますが、その場合でも診療部長が手術に直接携わります。
泌尿器疾患を除く小児外科疾患につきましては、患者様に適切な治療が行えるように考慮し、当院もしくは筑波大学で小児外科医による治療を行うこととなります。

【代表的な治療対象疾患(その症状)】

  • そけいヘルニア(そけい部から陰嚢がはれる)
  • 陰嚢水腫(陰嚢がはれている)
  • 停留精巣(精巣が陰嚢の中に降りてきていない)
  • 尿道下裂(尿道が先端まで形成されていない、陰茎の形がおかしい)
  • 陰茎形態の異常(包茎が気になる、陰茎が小さい気がするなど)
  • 膀胱尿管逆流症(尿がよごれて熱がでることを繰り返す)
  • 水腎症(出産前の超音波検査で腎臓が腫れているといわれた)
  • 複雑尿路異常(発熱やお漏らしの原因に複数の尿路の異常が関与している)
  • 尿道狭窄(男の子で昼間にお漏らしをする)
  • 女児の尿失禁(毎日パンツがよごれる、色々な疾患の症状の可能性があります)
  • 神経因性膀胱(先天性・後天性の脊髄の異常による排尿の問題)

医師スタッフ紹介

小児外科診療部長

上岡 克彦(うえおか かつひこ)

【専門領域】

小児泌尿器

【学位・学会認定】

日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医

日本泌尿器科学会 泌尿器科指導医