当科では急性・慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの腫瘍性疾患と貧血、血小板減少、凝固異常、血栓症などの非腫瘍性疾患の診療を行っています。特に高齢者の腫瘍性血液疾患に対しては臍帯血ミニ移植など個々の患者の状態を考慮した最適の治療法を提供できるように努めております。
受診の糸口
診療に当たる疾患
無菌室
当院にはクラス1000レベルの無菌個室7床、可動型層流装置(クリーンゾーン等)5台を常備し、造血幹細胞移植、急性白血病の治療、再生不良性貧血の治療時に使用しております。
造血幹細胞移植
難治性血液疾患の根治を目指した治療です。造血器腫瘍・再生不良性貧血などのうち適応のあるものが対象となります。移植法には大きく分けて抗癌剤投与後にあらかじめとっておいた自分の幹細胞を移植する自家移植法とHLAが一致した家族もしくは他人の幹細胞を移植する同種移植に分けられます。当院では、血縁者間骨髄移植、血縁者間末梢血幹細胞移植、臍帯血移植、自己末梢血幹細胞移植を実施しております。臍帯血移植でもとくに体に負担の軽い臍帯血ミニ移植の移植実績を持っています。
骨髄腫の在宅医療
骨髄腫は高齢者に多く、骨病変のための疼痛などのため頻回な通院が困難な患者さんも多くみられています。通院にはご家族のサポートが必要な場合も多く、もし在宅診療が可能なら、患者さんばかりではなく、ご家族の負担軽減にも結びつくと考えられます。最近、骨髄腫の維持療法としてベルケイド+デキサメサゾンの週1回あるいは週に2回の継続投与が推奨されています。ベルケイドの皮下投与が可能になり、より容易に在宅治療が可能となりました。さらに、骨髄腫は適切なリハビリテーションを加えることにより患者さんの生活の質を確保できると期待されます。当院では医師、看護師、理学療法士がチームを組み、主治医の先生との連携のもと、骨髄腫の患者さんへの在宅治療の試みを開始しました。ご希望になる方は主治医の先生から、当院の血液内科医師までご連絡ください。
筑波記念病院 名誉院長
長澤 俊郎(ながさわ としろう)
【専門領域】
血液内科全般
【学位・学会認定】
医学博士
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 内科指導医
日本血液学会 認定医
日本血液学会 血液専門医
日本血液学会 血液指導医
ICD制度協議会 インフェクションコントロールドクター
副院長
佐藤 祐二(さとう ゆうじ)
【専門領域】
血液内科全般
【学位・学会認定】
医学博士
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医
日本血液学会 認定医
日本血液学会 血液専門医
日本血液学会 血液指導医
身体障害者指定医
血液内科診療部長
一色 雄裕(いっしき たかひろ)
【専門領域】
血液内科全般
【学位・学会認定】
医学博士
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会 内科指導医
日本血液学会 血液専門医
日本血液学会 血液指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本臨床栄養代謝学会・日本外科代謝栄養学会 認定NST医師
難病指定医
医員
渡邉 真威(わたなべ まい)
【専門領域】
血液内科全般
【学位・学会認定】
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会 指導医
日本血液学会 血液専門医
日本血液学会 血液指導医
日本造血・免疫細胞療法学会 造血細胞移植認定医
難病指定医
医員
清水 美咲代(しみず みさよ)
【専門領域】
-
【学位・学会認定】
日本血液学会 血液専門医
日本内科学会 総合内科専門医
日本内科学会 認定内科医
非常勤医
田岡 謙一(たおか けんいち)
【専門領域】
血液内科全般
【学位・学会認定】
日本内科学会 認定内科医
日本内科学会 総合内科専門医
日本血液学会 血液専門医
非常勤医
安部 佳亮(あべ よしあき)
【専門領域】
-
【学位・学会認定】
日本内科学会 認定内科医
日本血液学会 血液専門医
専攻医
宝田 亜矢子(たからだ あやこ)
【専門領域】
―
【学位・学会認定】
―
非常勤医
宮越 歩(みやこし あゆみ)
【専門領域】
血液内科
【学位・学会認定】
―
非常勤医
坪井 宥璃(つぼい ゆり)
【専門領域】
血液内科
【学位・学会認定】
―